テーマ:CD

「バッハの宮廷音楽」(武久源造)

人気作の「ブランデンブルク協奏曲第5番」と「管弦楽組曲第2番」を一緒に収めているので、初めは「今どき珍しい、売れ筋狙いのCDか」としか思わなかった。しかしカプリングの「音楽の捧げ物」(一部)がフォルテピアノによる演奏とあったので、俄然興味がわき購入した。 バッハと鍵盤楽器といえば、オルガンかチェンバロと相場が決まっている感がある。…
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giddyup(続・そりすべり)

前回取り上げたルロイ・アンダーソンの「そりすべり」は、のちに歌詞がつけられてクリスマスソングの定番となったが、英語の音の面で印象的なのは、"giddyup" と繰り返される部分だ。 といっても耳で聞いただけでは何と言っているかわからなかったので、綴りは歌詞カードを見て確かめたが、辞書を引くと、giddap, giddyap という…
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「そりすべり」(ルロイ・アンダーソン)

街を歩いていたら、この時期の定番の曲「そりすべり」 Sleigh Ride が聞こえてきた。今年もいよいよクリスマスなのだな、と思う。作曲した Leroy Anderson の名は誰もが知っているとはいえないだろうが、誰でも知っているであろう、親しみやすい数々の作品を生み出した。 アメリカ人の作曲家といえば、少し前に取り上げた "…
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bowdlerize(続・Bewitched)

前回取り上げたスタンダード・ナンバー "Bewitched" について、Wikipedia に面白いことが書かれていた。私がCD等で聴いたり読んだりしてきた歌詞は、多くの場合、オリジナルとは違う版なのだそうだ。音楽作品では歌詞の変更はときにあることだが、この歌については、ちょっときわどい内容なのが改変の理由だという。 Wikipe…
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bewitched, bothered, and bewildered

オバマ氏に関連して、前回 signed, sealed, and delivered というイディオムとスティーヴィー・ワンダーの曲について書いたが、まったくの連想で、"bewitched, bothered, and bewildered" という歌詞が出てくるスタンダード・ナンバー Bewitched について少し書きたい。 …
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「ザナドゥ」と「キサナドゥ」(「桃源郷」その4)

前回の Shangri-La 同様、英語学習とは別のところで覚えた単語をもうひとつ。私が大学生の時、「ザナドゥ」 Xanadu という映画のサントラがヒットした。この名が、当時営業していたディスコや60年代のヒット曲に使われた「キサナドゥ」と同じであることは、すぐにはわからなかった。 辞書で意味と由来を確かめてみよう。 - …
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シャングリラ(「桃源郷」その3)

「理想郷」を表す単語について続ける。Shangri-La (または Shangri-la) を知ったのはその昔の学生時代、松任谷由実の歌によってだった。その後、外国のホテルの名前としてもお目にかかった。なんとなくエキゾチックな響きがあるが、由来を知れば頷けるものがある。 - an imaginary distant beautif…
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Elysium と「自由」の第9のことなど

前回は schadenfreude という単語について書いたが、ここに含まれる freude から私が連想するのは、シラーの詩「歓喜に寄す」 Am die Freude を使ったベートーヴェンの交響曲第9番である。有名な旋律にのせて歌われる詩の一節には、この Freude とともに Elysium という単語が出てくる。 "Fre…
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「ヒロシマ・レクイエム」(細川俊夫)

わけのわからない不協和音の嵐というイメージが抜けず、現代音楽はちゃんと聴いたことがない。例外としては、古楽のようなアルヴォ・ペルトの作品があるが、もっと「ゲンダイオンガク」風ながら、時々耳を傾けたくなるのが、国際的に活躍している作曲家、細川俊夫の「ヒロシマ・レクイエム」である。 その作品集「音宇宙4」のCDに含まれているこの曲を初…
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vinylとビニールとplasticと

このところ「紙ジャケット」の関連で書いているが、コンパクト・ディスクの誕生で姿を消すかに思われたLPレコードは、数は激減したが今も生産が続いている。この「レコード」を英語では vinyl ともいうのが面白い。つまり「ビニール」である。 この単語、先日 Tyvek について書いた時の実例にも出てきたが、改めて英英辞典を調べると、 …
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「チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート」

このジャズの傑作を初めて聴いたのは、もう二十数年前のことになる。演奏はもちろんだが、LPのジャケットも素晴らしかった。CDになってすぐに買い求めたが、少しでも楽しめる紙ジャケット化されないものかとずっと思ってきたので、見つけた時は小躍りした。 最初に聞いたのは、確かレンタルしたLPだった。すでにLPがCDに駆逐されつつあったころだ…
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「1984」(ヴァン・ヘイレン)

前回、ジョージ・オーウェルについて書いていたら、ヴァン・ヘイレン Van Halen の「1984」を連想したのでCD店に行ってみた。するとこのアルバムが紙ジャケットで再リリースされていたので、思わず買ってしまった。私が大学生の時にヒットしたもので、あれからもう二十数年も経ってしまったわけだ。 アルバムタイトルになっている最初の「…
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「少年老い易く学成り難し」(brevity)

ある英単語がラテン語に由来することを知っていると学習の手助けになることがある。そんな例として、brevity という単語を取り上げてみよう。 「(時の)短さ」、また「(表現の)簡潔さ」ということだが、この名詞をご存じなかったという人は、綴りが少し似ている形容詞の brief と結びつけて覚えるのはどうだろう。綴りも意味も似通ってい…
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シャーデーとsmooth operator(続・「スムーズ」ではないsmooth)

前回取り上げた smooth が使われている言い回しとして、smooth operator がある。私が大学生の時、シャーデー Sade という歌手が同名の曲をヒットさせたので覚えた言い回しである。 英和辞典には、 - <口>すてきな人、如才ない人、口先がうまい人(smoothie) とある。いい意味もあるが、…
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スクロヴァチェフスキのブラームス交響曲第2番

ブラームスの交響曲について人気投票をしたら、1番>4番>3番>2番の順となるのではないだろうか。私もかつてはこの順番だった。第2番を最初聴いた時は、「まあいい作品だが、他の3曲ほどではないな」と思っていたのが、今や「この曲が一番」となっている。こういうところもクラシック鑑賞の面白さではないだろうか。 この新譜CDは店頭で試聴できる…
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「生の喜び・死の芸術」

バッハとパーセルの声楽作品を収めたCDが新譜として店頭に並んでいた。収録曲の中にはバッハのカンタータ131番もある。指揮者がヘンゲルブロックと知り、期待とともにすぐに購入した。 バッハが書いた初期のカンタータといえば、私にとって106番、131番、150番がひとつの「3点セット」になっている。別にCDが決まってこうしたくくりでリリ…
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クリスマス・オラトリオ

今ごろクリスマスなんて、と思われるかもしれないが、もともとバッハのこの作品は、クリスマスから1月の初めまで休みをはさんで6回にわけて初演された。だから今回取り上げても許されるだろう。ということで、アーノンクールの新録音を聞いてみた。 アーノンクールといえば、すっかり大家となり、もはや異端児扱いはされていないが、今の若いリスナーには…
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鈴木雅明の「ミサ曲ロ短調」

音楽の専門知識がなく、キリスト教徒でもない私だが、バッハの「ミサ曲ロ短調」は、私の「無人島の一枚」の有力候補である。芸術が持つ力を感じずにはいられない、すばらしい作品だ。鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパンの新録音が出たので聴いてみた。 バッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)は海外でも高い評価を受けている団体だ。私もコン…
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英語になった日本語?「助平」

前回書いた「英語に入った日本語」にからんで、もうひとつ思い出したのが skivvy である。複数形で男性用下着の一種 (men's underwear consisting of an undershirt and shorts) を表す。辞書を見ると由来不明とある。しかしこの単語、日本語の「助平」から来たという、驚くべき(?)説がある…
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コヴェントリーにまつわる英語(その2)

劇画「ゴルゴ13」が最新のエピソードで「コヴェントリー空襲謀略説」を取り上げていることにちなんで、このイギリスの都市にまつわる英語について書いているが、前回あげた Wikipedia の "History of Coventry" には、次のような記述があった。 The devastation was so great that …
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「絶体絶命」の本当の由来は何か

このところ sea や deep を含む表現を取り上げてきたが、今回はこうした単語が入っている between the devil and the deep blue sea について書いてみたい。私は、この表現がタイトルになっているジャズのスタンダードナンバーで知った。邦題は「絶体絶命」である。 - between two un…
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ドビュッシーの「海」

私は海が近いわけでも山が近いわけでもない、中途半端な都会の郊外に育ったが、両親が海辺の出身のせいか、DNA的には完全に海志向である。 子供の時、親の田舎にある小さい山から見下ろした海は、本当に青く、広く、はるかに船が浮かぶさらに先に伸びる水平線はかすかに湾曲し、地球は丸いことを実感した。すでに地球が丸いことを知っていたのでそう感じ…
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「威風堂々」とイギリスの愛国歌

1年前に「惑星の定義」騒ぎにからんでホルストの「惑星」について書いたが、同じように愛好されているイギリスの曲が、Edward Elgar の行進曲「威風堂々」の第1番である。仮にエルガーがこれ1曲しか書かなかったとしても、その名前は音楽史に刻まれただろうと思わせる名曲だ。 原題の "Pomp and Circumstance" は…
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つらい時でも silver lining

この silver lining という表現は、苦境の中でも希望を捨てるな、というような意味を持つ Every cloud has a silver lining. ということわざから来ている。最近も、科学ライターの Simon Singh が書いたノンフィクション "Big Bang" を読んでいてお目にかかった。 16世紀の天…
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続・skidooって何だ?

23 skidoo という表現を知るきっかけとなった Bill Evans の曲 "34 Skidoo"が何を意味するのかは、ネットで検索してもわからず、長いこと手がかりがなかった。 ところがある日、Wikipedia の "34 (number)" という項に、こんな文があるのを見つけた The magic square …
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skidooって何だ?

はやりすたれが激しいこともあって、スラングにはあまり興味がなく、積極的に学ぼうとしたことはないが、ひょんなことから賞味期限の切れた俗語を覚えたりする。23 skid(d)oo という表現は、ジャズ・ピアニスト Bill Evans の "34 Skidoo" という曲から知ったものだ。 ビル・エヴァンスは、1年前に名盤 "Walt…
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シベリウスの交響曲第5番(アシュケナージ)

先日 recapitulation という単語に音楽用語の「再現部」という意味があると書いたが、その流れで、最近聴いたクラシックのCDを取り上げてみたい。 フィンランドの作曲家という先入観があるせいだろう、シベリウスの音楽といえば北国の大自然というイメージがある。北欧に行ったこともない私が勝手に抱いているものだが、ゲルマンやラテン…
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「エチュード」(三浦友理枝)

ロマン派の情感豊かな作品や演奏を耳にすると、何だか聴いている自分の方が気恥ずかしくなってしまう歳になって久しい。そうでなくても、ショパンの作品は以前からそれほど好みではなかった。が、例外的に気に入っている曲が「練習曲集 op.10」の中にある。 この曲集では、「別れの曲」という日本独自のタイトルがついている3曲目の op.10-3…
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「雄鶏の尾」ではないrooster tail

家のCDラックにある今井美樹のアルバムが久しぶりに目に留まった。もう何年も聞いていなかったので、車を運転するついでに持って行って車中で聞いた。彼女が活躍し始めた初期のCDで、布袋寅秦と組んだ後の大ヒット「PRIDE」などに比べると、声が初々しい。 この "elfin" というタイトルのCDの中に、「土砂降りの日であっても、恋をして…
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slice of life, spice of life

安倍総理との共同記者会見でブッシュ大統領が a slice of heaven という言い回しを使ったことに関連して、slice にからんだ他の表現について少し書いてみたい。 まず頭に浮かんだのは a slice of life である。 - a realistic portrayal of life, especially…
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