テーマ:国際

オバマ宣誓の「とちり」

前回に続いて、オバマ新大統領の就任式について。今回の宣誓では、連邦最高裁長官が決められた文言の語順を誤り、それを復唱するオバマも言葉に詰まるひと幕があった。 私も中継を見ていたが、宣誓の最初のところでオバマがやや勇み足気味となり、John Roberts 長官と息が合わなかった。さすがのオバマも緊張していたのだろうか。 これ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

派手さはなかったオバマ就任演説

演説は抑え気味、やや盛り上がりに欠けたというのが、オバマ新大統領の就任式を見た直後の正直な感想だった。実際に熱狂渦巻く会場にいたら違った印象を持ったのだろうが、テレビで演説だけを見た限りでは、新大統領が直面する現実、課題の大きさをあらためて思い起こさせるものに感じられた。 式典が日本時間の未明で私も眠かったせいかと思ったが、半日以…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

shining city on a hill (辞書に載っていない表現)

前回に続いて、オバマ氏についての記事からである。The Economist 誌を読んでいたら、shining city という言い回しが出てきた。すぐに、これは (shining) city on [upon] a hill という表現を下敷きにしているのではないかと思った。この表現、私が持っている辞書にはいずれも載っていないが、アメリ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

lapel-grabbing

遅ればせながらアメリカ大統領選挙のついての記事をいくつか読んでみた。今回はそのうちのひとつ、「ニューズウィーク」誌の英文で目にとまった to grab lapels という表現から話を進めてみたい。 ちょっと長いが引用しよう。 A man with a vivid literary and historical imagin…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

緒方貞子氏、および speak と say のことなど

いわゆる「国際人」をめぐっては、定義を含めていろいろな意見があるだろうが、私がまず頭に浮かべるのは緒方貞子氏である。日本のJICAが組織統合で世界最大の援助機関となったのを受けて、理事長をつとめる緒方氏を取り上げた「ワシントン・ポスト」の記事が目にとまった。 http://www.washingtonpost.com/wp-dyn…
トラックバック:0
コメント:7

続きを読むread more

オバマ候補の「豚に口紅」(辞書に載っていない表現)

アメリカではオバマ候補の「豚に口紅」発言が話題となっているようだが、いくつかの記事を読んだら、実は以前からある言い回しで、別にオバマ氏が初めて使ったものではないことを知った。この発言を批判しているマケイン候補自身もヒラリー・クリントン氏について口にしたことがあるという。 この表現は、オバマ候補がマケイン候補を攻撃する演説の中で出て…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

Molotov cocktailなど

前回、IED という単語を取り上げたが、その関連で bomb や explosive といった単語を使っていない爆発物・発火物として、Molotov cocktail と booby trap が頭に浮かんだので、ついでに短く書いておきたい。まず前者だが、「火炎瓶」という、とんでもない cocktail である。 - simple…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

IED(辞書に載っていない単語)

少し前に、軍艦だの迫撃砲だのと、ちょっと物騒な言葉について書いたが、今回は対テロ戦争で覚えた IED という単語を取りあげたい。比較的新しい時事用語とあってか、近所の書店で目に留まったいくつかの英和辞典を見た限りでは、載せているものはないようだ。 improvised explosive device の頭文字を取ったもので、あり…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「オバマ氏を小浜市が応援」をめぐる誤(?)報

バラク・オバマ氏の名前を聞いた時、頭に浮かんだのは「小浜」の字だった。おやじギャグになるので自重していたら、福井県小浜市がオバマ氏を応援していると伝えられるようになった。候補者の快進撃を受けてか、外国メディアも競うようにこの話題を取りあげている。しかし読み比べたら、記事の間に無視できない食い違いがあることに気づいた。 まずは、アメ…
トラックバック:1
コメント:4

続きを読むread more

「じゃんけん」とアメリカ大統領選挙

先日、「ヘラルド・トリビューン」紙のサイトで読んだ記事から bellwether という単語を紹介したが、同じ日に同紙で読んだもう一つのスーパーチューズデー関係の記事が "Rock, paper, scissors" である。大統領選挙の候補者をじゃんけんの「グー、チョキ、パー」にたとえているのがおもしろい。 マケインを石、クリン…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

トレンドを占うbellwether

今年のアメリカ大統領選挙戦は、この国に特別な関心を持っているわけではない人にも、アメリカが統合よりも分散へ向かっていると感じさせるものではないかと思う。有力候補者の顔ぶれは、民主党が性差と人種について、共和党が保守の度合いについて、それぞれ選択を迫る。そして今回のスーパーチューズデーで明確な勝者はおらず、人びとの拡散ぶりを印象づけるもの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「皇帝」ではないczar

TIME誌は2007年の「今年の人」 Person of the Year にロシアのプーチン大統領を選んだ。初めてその風貌をテレビで見た時は「まるで冷戦時代の007映画に登場するソ連の悪役だな」と思ったが、本当に諜報機関KGBの出身と知って驚き、というか納得してしまった。今回の「タイム」も、大統領の強面のアップが表紙を飾っている。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

外国生まれの日本人は「帰国(return)」するのか

北朝鮮による拉致事件にからんだ英語についての話を、先日に続いてもうひとつ書くことにする。蓮池さんと地村さん両夫妻が帰国したあとも、その子供たちは北朝鮮で暮らしていたが、1年半以上して出国を許され、親の元に戻ってきた。これを「帰国」と当時報道したマスメディアが多かったと思うが、これは適切なのか、また、英語で"return"と表現していいの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

invade は「侵略する」か?

このところイラク戦争にからんだ内容を書いているが、この戦争が始まったころ、「アメリカでは invade と表現するなど否定的な報道もある」といった内容の日本人の文章を読んだことがある。アメリカで当時から反対論があったのは確かだが、はたして invade という単語は否定的な意味を持っているのだろうか。 関連する英語に触れているうち…
トラックバック:1
コメント:2

続きを読むread more

show the flagの波紋

前回の boots on the ground から連想した show the flag について思い出を書くことにする。911テロのあとアメリカが日本に対して使ったとされ、自衛隊の派遣を求めたものだと大騒ぎになった表現である。本当にこの言葉が使われたのか、そしてこれが何を意味するかをめぐって、不明な点があったことも騒ぎに拍車をかけたの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

boots on the ground

boot についてもうひとつ書くことにする。時事問題についての英文で時おり目にする表現が boots on the ground である。日本が「目に見える貢献」としてイラクに自衛隊を派遣するにあたって、この表現がカタカナになって使われていたのを憶えている方もいると思う。 「地面を長靴で踏む」ことには違いないが、靴は靴でも軍靴で踏…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ヒロシマ」を伝えるアメリカ人

広島にはこれまで何回か行ったことがある。そのたびに平和記念資料館に足を運んだ。「ヒロシマ」の惨禍を今に伝えるこの資料館は、広島市が出資する財団法人広島平和文化センターが運営しているが、この春、その理事長に初めてアメリカ人が就任した。 …ということを私が知ったのは Steven Leeper 氏の就任からだいぶ経ってからだったが、「…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

オンになったマイク (open mic) に気づかず問題発言

今月12日にデトロイトで行われた大統領選挙候補者による討論会で、ヒラリー・クリントン上院議員とエドワーズ元上院議員が交わした、「弱小候補は参加させない方がいい」という私的な会話が会場のマイクで拾われてしまった。 ちょうど1年前には、サミットでブッシュ大統領とブレア首相(当時)が同じような「うっかり」を演じ、私も日記で取り上げたこと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

sex up、および「医者」ではないdoctor

前回書いた jazz up と似た表現として、sex up や juice up, pep up がある。jazz は sex を意味する俗語に由来するという説があるが、sex up も jazz up からの並びでできたのだろうか。 4年前のこと、イギリスの当時のブレア政権が、イラクの大量破壊兵器問題をめぐって、「イラクはクロ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

「消えたズボン」裁判とpantsさまざま

極端な例をもとに物事を一般化するのは慎まなくてはならないが、こんなニュースに触れると、やはりアメリカの社会はどこか病んでいるのではと思ってしまう。クリーニングに出したズボンを紛失されたからと店を訴えた損害賠償の判決が先日あったが、70億円近くに相当する請求額に驚き、しかも訴えを起こしたのが法を司る判事と知って、さらにびっくりだ。 …
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

stakeholderと「関係者」

今月初めの The Economist 誌に載っていた、安倍首相についての記事をテキストファイルでクリッピングしたままになっていたのに気づき、読んでみた。 http://www.economist.com/world/asia/displaystory.cfm?story_id=9116791 安倍首相のアメリカと中東訪問に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

Billary Clinton

Hillary の誤記ではない。カタカナなら「ビ」ラリーである。いや、確かにかつてのアメリカのファーストレディーにして現上院議員、そして次期大統領選挙の有力候補者のことではあるのだが。 もちろん、旦那の名前にひっかけたもので、一種の portmanteau (2語を混ぜ合わせた単語、かばん語)といえるだろう。別に最近できた呼称では…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

人気急上昇の単語surge

先週の「タイム」と「ニューズウィーク」最新号は、いずれもカバーでイラク政策をめぐる記事の見出しを掲げ(「ニューズウィーク」はカバーストーリーではないが)、それぞれ "The Surge"、"The 'Surge' War" と、そろって同じ単語を使っていたのでちょっと驚いた。というのは、この surge という単語、最近の英文記事で相次…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「スシ・ポリス」がやってくる

農林水産省が、ちゃんとした日本料理を出す外国の店にお墨つきを与える制度を設けることにしたという。「ワシントン・ポスト」紙の11月24日付ネット記事で読んだもので、国内ではすでに話題になっているのかもしれないが、なかなか面白い内容だった。 今回の決定には、あやしげな日本料理を出す店が海外で増えていることへの懸念があるといった背景、ま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ネオコンたちの懺悔 (mea culpa)

アメリカの中間選挙を前に、ネットで英文雑誌の特集をいくつか読んでみた。やはりイラク戦争へのブッシュ政権の対応が焦点になっている。そうした記事の紹介とあわせて、mea culpa という言葉を取り上げてみよう。 イラクの米軍兵士の後姿をとらえた白黒写真が印象的な Newsweek は、Fareed Zakaria の "The ro…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ボブ・ウッドワードの新著

イラク問題でブッシュ大統領が躓いていることについて書いたが、これまで何回か取り上げた "The Secret Man" の著者 Bob Woodward が新著 "The State of Denial" を出した。イラク問題で苦境に陥ったブッシュ政権を描いているとあって、中間選挙を前に話題になっている。 まだ本は買ってはいないの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

just a commaの波紋

この "just a comma" は、少し前にブッシュ大統領がイラク戦争について使って物議をかもした表現である。この騒ぎ、私は英文でしか目にすることがなかったが、日本では報じられたのだろうか。 発言があったのは9月の末、CNNのインタビューの中で、「イラク情勢は内戦の様相を呈していて、武装勢力の活動も続いているが」とインタビュー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

demeanor, deliver

次の国連事務総長に韓国のパン・ギムン(潘基文)外相が決まったと先日書いた。パン氏は18歳の時にケネディ大統領と会い、外交官になりたいと思ったという。その温厚な物腰が評価される一方、強い指導力を発揮できるかという声もあがっている。 本人もこうした声は意識しているのだろう、決定を受けた演説では、modest demeanour の人と…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

Deep Throat の正体・英単語編

ウォーターゲート事件で、ボブ・ウッドワード記者に極秘情報を提供した謎の政府高官につけられた Deep Throat とは、実は事件当時、話題になっていたポルノ映画のタイトルである。このあだ名をつけたのはウッドワードの上司だ。先日取り上げたウッドワードの著書 "The Secret Man" には、次のように書かれている。 The …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

Take me to your leader.

韓国の潘基文(パン・ギムン) Ban Ki-Moon 外相が次の国連事務総長になることが確実となったが、The Economist 誌のサイトに "Take me to your leader" という関連記事が載っていた。このタイトルは一種の決まり文句だが、目にした限りでは、説明している英和辞典は見当たらないようだ。 この "T…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more