テーマ:歴史

コヴェントリーにまつわる英語(その1)

さいとう・たかを の劇画「ゴルゴ13」を長年読んでいる。国際情勢に題材を取ったストーリーが多く毎回楽しんでいるが、いま連載中のエピソードは、第2次大戦中のドイツ空軍 Luftwaffe による「コヴェントリー空襲」にまつわる俗説を扱っている。 イギリス政府はナチスの暗号を解読して事前に空襲計画を察知したが、解読する能力があることを…
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『「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった』

「誤解と誤訳の近現代史」というサブタイトルが示すように、言葉にまつわる「歴史秘話」的な本である。 例えば、日本について外国人が語った「日本人は12歳」「エコノミック・アニマル」「ウサギ小屋」について、その由来を調べたところ、日本人の間で広く受け取られているのは違って、もともと否定的な意味あいはなかったのだという。 以下、ネタ…
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ルビコン川で骰子を投げる

前回、サイコロを表す2つの単語について、「ことわざ・成句以外は単数形の die はまれ」という辞書の記述を紹介したが、連想した名句といえば、やはりカエサル(シーザー)がルビコン川渡河に際して言ったという "The die is cast." である。 ある英和辞典には、cast の代わりに thrown でもいいと表記されているが…
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『歴史をかえた誤訳』(鳥飼 玖美子)

先日、定冠詞の有無をどう解釈するかが論議となった国連決議について書いたが、このエピソードは、世界情勢や歴史の本に書かれていて、これまで何回かお目にかかったものだ。しかし(あくまで私が見た限りだが)英語の学習書で目にした記憶はない。定冠詞を説明する上で比較的わかりやすい例だと思うし、歴史的なエピソードとしても意味があると思うのだが。 …
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定冠詞の有無と中東の歴史

先日書いた、原爆投下が「黙殺」発言によってもたらされたという通説は、この言葉が持つあいまいさが元に生まれたともいえるだろう。英語は日本語に比べて論理的だという人がいるが(こういう時の「論理」自体、あくまで西洋的な視点に立ったものだと思う)、結局は生身の人間が使うものであり、場合によっては意図的にあいまいにすることもあるはずだ。今も出口が…
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「黙殺」の英訳と日本の運命

1945年7月末、日本に無条件降伏を迫るポツダム宣言についての総理大臣のひと言が、連合国に「拒絶」と受け取られ、アメリカは原爆投下を決めた―終戦にまつわるエピソードとして、聞いたことがあるという人もいるかと思う。しかし、これは本当に史実だったのだろうか。 戦争終結をめざす外交努力が舞台裏で続く中、鈴木貫太郎首相は、軍部の強硬派を慮…
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「ヒロシマ」の前に原爆の犠牲になったアメリカ人

広島に投下されることになる原爆のウラニウムは、アメリカ本土から巡洋艦インディアナポリスによって投下部隊の待つ太平洋のテニアン島に運ばれた。大役を果たして島を離れた後、インディアナポリスは、日本の潜水艦に発見され、攻撃を受けて沈没する。 それでも大勢の乗組員が海に脱出したが、漂流している彼らが発見されたのは3日以上も後のことで、それ…
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