テーマ:英語学習

【本】 「さよなら英文法!多読が育てる英語力」

さよなら英文法! 多読が育てる英語力 (ちくま学芸文庫)作者: 酒井 邦秀出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/10メディア: 文庫刺激的な題が目にとまり、手に取った。多読によって英語の文法を意識しないくらいまで力を高め、文法に「さよなら」するための指南書かと思い、読んでみた。なるほど、と思う点も多々あった。私もいまだ…
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「さよなら英文法!多読が育てる英語力」

刺激的な題が目にとまり、手に取った。多読によって英語の文法を意識しないくらいまで力を高め、文法に「さよなら」するための指南書かと思い、読んでみた。 なるほど、と思う点も多々あった。私もいまだこの程度の実力だが、趣味や仕事でかなりの量の英語を読んできたつもりで、「多読が英語力を育てる」というのは、まったくその通りだと思っている。今の…
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good question は「いい質問」ではない

英語学習で私は、演説のほかインタビューも利用してきた。一方的なスピーチと違い、やりとりで話が展開するのが面白く、いろいろな発見もある。ある日私が気づいたのは、"That's a good question." を「いい質問ですね」と訳していいものだろうか、ということだった。 インタビューや講演・会見の質疑応答を聞いていると、質問を…
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「オバマ演説」の本や記事をめぐる雑感

「オバマ就任演説はなぜつまらなかったのか」という見出しが週刊誌の最新号に掲げられていた。私も「派手さに欠ける演説と感じた」と先日書いたが、同じような印象を持った人が結構多かったということだろうか。 そこで、その「週刊朝日」を手にしてページを開くと、記事本編のタイトルはまったく違って「オバマ大統領に学ぶ心をつかむトーク術」というタイ…
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オバマ宣誓と分離不定詞と「スター・トレック」

宣誓ミスの話を続ける。最高裁長官が faithfully の場所を間違えたことで思い出したのは、ネイティブの間でも話題になる、to 不定詞と副詞の位置についての問題である。 少し文法の話になるが、不定詞では to と動詞はつながっていなくてはいけない、その間に副詞を入れてはいけない、というのが規範だそうだ。 しかし実際には、…
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英語よりも日本語?(「英語の授業は英語で」その5)

英語教育の充実が唱えられると、一方で「むしろ日本語をしっかりやるべきだ」という意見が必ずといっていいほど出るように思う。今回「高校の授業は英語で」という方針が示された時も、やはりこうした声をあちこちで見聞きした。 私には、日本語と英語を二律背反のものとしてとらえる見方がどうも不思議なものに感じられる。前回書いた、高校時代の英語教師…
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英語の先生の思い出(「英語の授業は英語で」その4)

「高校では英語の授業を英語で行う」という新学習指導要領について続ける。ある教科への興味が増すかどうかは、習った先生に影響を受けることがあると思うが、その点で、私は高校の時に教わったある英語の先生にいまでも感謝している。 先生は普段から大量の英文を読んでいて、職員室の机には英語の本が積み上げられていた。そして、英語や内容の面で役に立…
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「英語の授業は英語で」(その3)

学校英語でもっと「聞く・話す」に力を入れなくてはならないと主張しつつも、英語で授業を行うことに反対している人がいると前回書いたが、その理由は端的にいって「ネイティブの英語ではない」ということにあるようだ。日本人の英語を聞かせたところで、どれくらいの意味があるのか、むしろ害の方が大きいのではないのか、というわけである。 私の経験は限…
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「英語の授業は英語で」(その2)

「高校では英語の授業を英語で進める」という新しい学習指導要領案について、私は前回書いたように、とりあえずやってみる価値はあると思っている。逆にいうと、手放しで賛成しているとか、うまくいくだろうと過度の期待をしているわけではない。歯切れは悪いが、条件つきであるにせよ、ともかく試してみてはどうか、という考えである。 またこれも前回書い…
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「英語の授業は英語で」

少し前に報じられたことだが、高校の新しい学習指導要領案で「英語の授業は英語で行う」という方針が打ち出された。私の周囲でも先日ちょっと話題になったので、これについて自分なりに考えてみたい。 印象論で思いつくままに話を進めるのは簡単だが、それは慎むべきで、やはり内容を把握しなければならないと考え、まず文部科学省のサイトで新学習指導要領…
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「推理小説の誤訳」

これも週末に手に入れたものだが、手厳しい本である。アガサ・クリスティーのさまざまな翻訳に見られる誤訳を、翻訳者の実名をあげて具体的に論じたものだ。歯に衣着せぬ指摘は、著者が弁護士であり、つまりは翻訳業界と無関係であることにもよるのだろうか、と思った。 私も読んだことがある翻訳や名の通った翻訳者が次々と登場するが、かなり初歩的なミス…
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充実の「アンカーコズミカ英和辞典」

今年1月に出た新しい辞書である。この週末に購入したが、すばらしい内容だと思った。これまで何回か、辞書で気づいた不適切と思える訳語や説明を私は取りあげてきたが、この辞典を見ると、そのいくつかについて納得のいく記述が書かれていた。さらに、他の辞書にないような斬新な説明や工夫も見られる。 きっかけは、書店で何気なくこの辞書を手にして、先…
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ヒラリー・クリントンの党大会演説

アメリカの民主党大会では、前回取り上げたケネディ上院議員が "The torch will be passed" と演説して去りゆく世代を感じさせたとしたら、"Keep going" と繰り返したクリントン議員は、党内融和を訴えると同時に、「転んでもただでは起きない」と訴えたいかのようだった。 党内分裂が危惧されるほど最後までオバ…
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reach for the starsは「高望みする」か

誤用かもしれない astronomical chance の実例について前回取り上げたが、ここから連想した表現がある。star という単語が使われているうえ、私は最初に誤ったイメージで記憶し、後に unlearn するはめになったからだ。reach [shoot] for the stars というイディオムがそれである。 私は最…
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オーウェルの英語指南

George Orwell の作品といえば、「動物農場」や「1984年」のほか、エッセイをいくつか読んだことがある。ほとんどは翻訳であるが、原文で読む場合は、前回触れた「象を撃つ」 Shooting an Elephant のような短い作品の方がとっつきやすそうだ。とりわけ英語学習者にとって、彼の "Politics and the E…
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クリントンの「不適切な関係」

前回書いたレーガン大統領に比べて、クリントン大統領の英語は少しわかりにくかった。南部なまりがきついとは感じなかったが、結構早口である。若い頃から弁が立ったといわれるが、それにしてはなぜか印象に残った演説がない。例外が、自分の不倫を認めたテレビ演説で、「不適切な関係」は流行語にもなった。 私は当日のテレビで同時通訳を通じてこの演説を…
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レーガン大統領の英語に学ぶ

前回書いたシャトル事故の演説を含め、レーガン大統領の英語はわかりやすく、文体や音声の面で、日本人には格好の教材だと思うが、なぜかあまり取り上げられないようで、ちょっと不思議である。 レーガン大統領は私の大学時代と在任期間が重なる。当時、「タカ派」とさんざんこきおろされていた。私もそうした見方に影響されていたが、一方で、その演説や会…
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「チャレンジャー」の事故とレーガン大統領の演説

星出さんが乗ったスペースシャトル「ディスカバリー」の飛行が先日無事終了した。シャトルといえば今も鮮烈に思い出すのは、もう二十年以上も前の出来事となったが、「チャレンジャー」爆発事故である。 青い空に向かって飛んでいくシャトルを追うカメラがアップに切り替わり、ほどなくして突如爆発が画面に広がる。カメラはすぐにまた広角に替わって、飛散…
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「リーダーズ・プラス」は「新解さん」か?

smooth operator という表現のからみで前回触れたシャーデー Sade という歌手に関連して、研究社の「リーダーズ・プラス」について書いてみたい。この辞書、「リーダーズ英和辞典」を補うために編まれたものと理解しているが、分野によっては、ときに本編も顔負けの充実した説明が出ていて驚くことがある。 Sade を引用してみよ…
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語彙力なら達人に勝てる

先日に続いて、語彙力についてもう少し書いてみたい。なぜかあまり指摘されないように私は感じているのだが、学習者が自分より総体的に英語ができる人に勝てる可能性が一番大きい分野は語彙ではないだろうか。「あの人の知らない単語・表現を知っている」と思うのは、ささやかでケチな優越感かもしれない。しかしそれが学習の励みになりうるのが、聖人ならぬ普通の…
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「やっぱり単語力だ」(AERA English特集)

やはり、語彙は努力して量と質を高めなくてはならないと思う。「わかるものをたくさん読んでいれば自然に単語力がつく」のかもしれないが、時間は有限であることを意識せざるを得ないサラリーマンの私としては、自然に任せていては、何かしらの満足感を得る前に人生が終わってしまいそうだ。雑誌 "AERA English" の最新号(2008年1月号)に触…
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「新英文読解法」

「勉学の秋」の深まりにあわせて、今回は英語の学習書を紹介してみたい。怠け者の私は日々の英語学習は疎かにしているので、その埋め合わせにと、何年かおきにまとまった学習書を通読するようにしている。通勤電車やトイレタイムなどの時間も利用して、集中的に1冊を読み通す。 こうした復習に使うのは、フレーズ集のたぐいではなく、やはり体系的に整理さ…
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show the flagの波紋

前回の boots on the ground から連想した show the flag について思い出を書くことにする。911テロのあとアメリカが日本に対して使ったとされ、自衛隊の派遣を求めたものだと大騒ぎになった表現である。本当にこの言葉が使われたのか、そしてこれが何を意味するかをめぐって、不明な点があったことも騒ぎに拍車をかけたの…
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『英語学習7つの誤解』

夏休みの旅先で読んだ新書である。何か持っていこうと出発の前日に書店をぶらぶらしていたら、出版されたばかりで平積みになっていたのが目にとまった。こうした「英語学習法」系の本を私はほとんど読まなくなったが、値段も手頃なので買い求めた。 著者は、「英語学習の誤解」として、次の7つをあげている。 1.英語学習に英文法は不要である …
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「老人と海」で学んだ英語

海にちなんだ話の流れで、今回はこのヘミングウェイの小説にまつわる思い出について書くことにする。中学2年生の時、初めて買った数冊の洋書のひとつが、この "The Old Man and the Sea" だった。確か Penguin 版のペーパーバックで、表紙には Spencer Tracy 主演の映画のスチルが使われていた。 もち…
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figureheadはただのお飾り

知らない言葉の意味を前後関係から類推するのは、英文に親しむために必要だろう。前回取り上げた bicameral は、文脈から容易にあたりをつけることができた。しかしストイックなまでに「辞書を引いてはだめ、ひたすら読め」とする流派にもちょっと疑問を感じる。単語によっては、自己流に解釈し間違って覚えてしまうおそれもあるからだ。figureh…
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vox pop

朝日新聞の「天声人語」は、"Vox Populi, Vox Dei" という題で英訳され、紙上やサイトで読むことができる。このラテン語を縮めて、「街の声」「街頭インタビュー」という意味で使われる単語が vox pop である。 まずはネットで見つけた実例をいくつか書いてみよう。 - He carried out a vox …
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「スタートレック」のタイトルに学ぶ英語

前回書いたように、シェイクスピアの作品からの引用は、英語に触れているとあちこちで出会う。今回は、週末の息抜きも兼ねて、そうした例をアメリカのTVドラマ「スタートレック」のタイトルに見てみることにしよう。 "Star Trek" は、1960年代後半に最初のシリーズが作られた後、80年代後半から一昨年までの長きにわたり、設定と登場人…
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村上春樹の「総称のyou」論

先日、「バベルの謎」の著者が、「ある文化の特質は、かえってそこに生まれ育った人にはわからず、異文化に育ったからこそ見えてくる場合がある」と書いていることを紹介した。それで連想したのが、不特定の人を指す you についての、作家の村上春樹氏の意見である。 村上氏は、自身が訳した「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(「ライ麦畑でつかまえて…
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l と r の誤りを表す単語

前回、sh と s の音の違いに関係する shibboleth という単語について書いたが、日本人にとって区別の苦手な音といえば、何と言っても l と r だろう。しかし、これらの音に問題を抱えるのは、日本人だけに限ったことではないらしく、ある時、こうした発音の誤りを表す英単語があることを知った。lallation, lambdacis…
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