Mylarとは何か(続・紙ジャケット)

「紙ジャケット」が英語でどう表現されているかについて前回調べてみたが、逆に、この日本語から考えられる英語は実際に使われているのかどうかが気になり、検索してみた。

まず直訳風の paper jacket は、ヒットはあるものの、日本人によるサイトが多いという印象だ。英語圏のものもないわけではないし、また日本人の英文であってもネイティブスピーカーのチェックを受けているかもしれないが、それほど使われている言い方ではないという印象を受ける。

次に paper sleeve で検索すると、ネイティブのサイトでも相当ヒットしたが、日本風の「紙ジャケ」を指す例がある一方で、ジャケットではなく、紙でできたCD保存袋にも使われている。

ちなみに、次のサイトにはいろいろなパッケージの写真を見ると、「紙ジャケ」風のパッケージには、前回あげた cardboard sleeve が使われている。
http://www.crystalclearcds.com/packaging/browse.php?style=papercardboardsleeves

さて、こうしたサイトの製品をみていたら、Mylar window ということばが目にとまった。写真の円い window のところに使われている透明なシートの部分について使われている。これは、実は前回あげた
http://www.proactionmedia.com/proddetail.asp?prod=P4001TY

の説明にも出てきていたものだが、調べてみるとこの Mylar、帝人デュポン社のフィルムシートの一種である。前回の Tyvek のように、知っている人にとってはこれだけで通用する言葉ではないかと思う。こんな説明が見つかった。

- Mylar is often used to generically refer to polyester film or plastic sheet. However, it is a registered trademark owned by Dupont Tejjin Films for a specific family of plastic sheet products made from the resin Polyethylene Terephthalate (PET). The true generic term for this material is Polyester Film or Plastic Sheet.
(http://www.grafixplastics.com/mylar_what.asp)

こうした固有名詞や新しいことばは、アメリカなどにいれば普通にお目にかかるのだろうが、日本に暮らしていると何のことやらわからない。以前は困ったものだったが、今はインターネットやテレビドラマのDVDなどのおかげで、何のことなのか容易に知ることができるようになったのがありがたい。


参考:
「紙ジャケ」とTyvek sleeve
「固有名詞にちなむ表現」一覧
「背景知識・雑学」一覧