尻に火がつくThe heat is on.

heat に関連してもうひとつ、The heat is on. という表現について書いてみたい。二十数年前、エディ・マーフィー主演の「ビバリーヒルズ・コップ」 で使われた同名の主題歌によって知った。歌っていたのは元イーグルスのグレン・フライである。

その時に引いた辞書の説明が正確にはどうだったか記憶にないが、「厳しい状況だ」「忙しさがピークだ」というように覚えたはずだ。いま使っている電子辞書に収録されている「ジーニアス英和大辞典」を見ると、

- (警察などの)追及が厳しい、状況がきわめて厳しい、(仕事などの)ピッチをあげる

とあり、Eddie Murphy の映画に関係する意味もあることがわかる。なお、on を off にすると逆の意味になる。

英英辞典の説明も見てみよう。

- If the heat is on, you are very busy or in a difficult situation
There are only 3 weeks left before the deadline, so the heat is on.

- SLANG If you say the heat is on, you mean that a time of great activity and/or pressure has begun:
With only three months to go before the deadline, the heat is on.

heat からの連想で「尻に火がつく」という訳も頭に浮かんだ。文脈によってはいけるのではと思うが、俗っぽ過ぎるのか、私の持っている辞書はどれも採用していない。

Beverly Hills Cop は観ていて楽しめたものの、エディ・マーフィーの早口英語はよくわからなかった(今も多分そうだろう)。彼の名前は最近聞かなくなったが、今も健在なのだろうか。

ところで、映画に含まれる地名は、邦題のように「バリーヒルズ」と表記されることが多いと思うが、最初の母音は /e/ であり、日本語から想像して /i/ のように発音すると誤りなので注意が必要である。ご存知の方も多いと思うが、老婆心まで。


参考:
dead heatと「デッドヒート」
オリンピックとheat
「注意したい発音」一覧

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エディ・マーフィ, ジャッジ・ラインホールド, リサ・アイルバッカー, ジョン・アシュトン, マーティン・ブレスト

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