「往復ビンタ」を英語でどういうか

アーサー・ヘイリーの "The Evening News" で目にとまった表現について書いてみよう。この小説では、Jessica という登場人物が誘拐されるのだが、犯人グループのひとり(女性)に対して「ここはどこ?」と声をかけるくだりがある。

The response was harsh and unexpected. Putting down the cup, the woman administered two hard slaps, forehand and backhand, to Jessica's face, each time sending her reeling sideways.

Jessicaに「往復ビンタ」を食らわせる様子が目に浮かぶ。

研究社の「和英大辞典第5版」を調べてみると、「びんた」の項に「往復びんたを張る」として、

- slap somebody in the face forehanded and backhanded

- give somebody a double slap in the face

とあった。

このくだりで私がもうひとつ面白いと思ったのは、slap に administer という動詞が使えるということだ。

ちなみに研究社の「英和活用大辞典」で slap を見たら、deliver, give, get, receive との組み合わせは載っていたが、administer はあげられていない。

administer のこの意味は知っていて悪くないと思うので、後日あらためてもう少し書いてみようと思う。


関連:
読んだ本:The Evening News (Arthur Hailey)
「日本語→英語の表現集」一覧
administer という動詞について