umpteenth

前回紹介した『「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった』によれば、マッカーサー元帥が日本人を評するのに使った「12歳」には、「まだティーンエージャーにはなっていない」という意味がこめられているということだった。この -teen から連想した単語として、umpteen umpteenth を取り上げてみよう。

英和辞典を見ると、前者に「無数の」、後者には「何度目になるかわからないほど」といった訳語が載っている。なお /p/ は発音されないこともある。

英英辞典の説明や例文をあげてみよう。

umpteen

- (informal, often slightly derogatory)
relatively large but unspecified in number
(例) She's taking umpteen friends with her to the party.
- indefinitely numerous
- very many; a lot (of)
(例) We've been there umpteen times and she still can't remember the way.
- (例) umpteen reasons; umpteen guests

umpteenth

- (informal, often slightly derogatory) occurring in a relatively large but unspecified position in a series
(例) That's the umpteenth time I've had to tell him not to swear in front of the children.
- of an indefinitely large number in succession
(例) He was the umpteenth person to arrive.
- (例) For the umpteenth time, don't speak with your mouth full!
- (例) I drank my umpteenth cup of coffee.

さらに、「ティーンエージャー」など年齢の -teen と関係があるのか、語源についての記述を見て確かめてみよう。

- umpty (colloquial name for the dash "--" in Morse code) + teen, by analogy with the cardinal numbers from thirteen to nineteen.
- blend of umpty (such and such) and -teen (as in thirteen)
- Origin: 1915-20; ump(ty), fanciful designation for an indeterminate number (with -ty as in twenty, etc.) + -teen

然り、年齢の -teen を、such and such という意味を持ち、モールス信号のダッシュを指すのにも使われる umpty につけてできたというわけだ。といっても、なぜそういう組み合わせとなったのかという詳しい由来はわからなかった。誰かによる造語が広まったのだろうか。

ついでだが、モールス信号という呼称は考案者の名前に由来するが、調べたら Samuel Finley Breese Morse はアメリカ人だった。「モールス符号を考案したモース」のように表記している事典もある。

「モース」といえば硬度計のことも頭に浮かぶが、調べたらこちらは英語で Mohs' scale といい、発明したのはドイツ人の Friedrich Mohs であった。