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zoom RSS 英語版2007年「流行語大賞」発表

<<   作成日時 : 2008/01/08 09:22   >>

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The American Dialect Society という団体が毎年選んでいる "Word of the Year" については、1年前にも取りあげた。前回は惑星の座から滑り落ちた冥王星にひっかけた to be plutoed だったが、アメリカでの「2007年の英単語」にはどんな言葉が選ばれたのだろうか、年初めに行われる投票の結果が先日発表された。

選ばれたのは subprime だった。別にひねったものではなく、まさに世界を騒がせているあの「サブプライム問題」の単語である。

有力候補になる可能性があるとの見方があると1年前に書いた surge (an increase in troops in a war zone) は、得票はしたが1票にとどまった。アメリカのSNSのひとつ Facebook も多くの票を獲得したが、私は利用しているわけでも、アメリカに住んでいるわけでもないので、その人気などは実感としてはわからない。

この"Word of the Year" には「部門賞」もある。今回はむしろこちらの方が面白いと思ったので、いくつか拾ってみよう。

Most Useful に選ばれたのは green- という接尾辞で、環境問題への関心の高まりを反映したものだろうが、逆にいえば、この語を使えば環境に配慮しているという姿勢をお手軽に示すことができそうだ。この単語は Most Likely to Succeed 部門でも1位となり、今後とも定着しそうだと見られているということか。さらに wrap rage という表現は、Anger brought on by the frustration of trying to open a factory-sealed purchase. と説明されている。

Most Unnecessary 部門の大賞は Happy Kwanhanamas! で、Kwanza, Hanukka, Christmas の3つのお祝いをあわせての Happy Holidays! という意味のあいさつ。クリスマスの時期に重なることもあるユダヤ教の祭り「ハヌカ」は、私もイスラエルを訪れた時に体験したことがあるが、「クワンザ」は知らなかった。辞書によると a festival featuring African-American culture; celebrated between Christmas and New Years ということだそうだ。選定にあたっての背景説明は書かれていないが、キリスト教以外の宗教・文化に配慮して作られた言葉ということか、それとも political correctness をちょっと揶揄したものなのか。

この部門では truther という単語もあげられていた。someone who espouses a conspiracy theory about the events of 9/11 ということだそうだ。陰謀説はいつも人気があるが、911テロについての本は邦訳も出ているようだ。

Most Creative でトップだったのは、Googlegänger という単語。ドイツ語に由来する doppelgänger のもじりのようだが、どういう意味かと思ったら、Person with your name who shows up when you google yourself. だという。日本でもこういうことをする人は多いのではないか。私は姓・名とも日本人にはあまり多くない名前なので試したことはないが、そうでなかったらやっていると思う。

Least Likely to Succeed 部門では Billary/Hill-Bill という語が1票を取っている。Bill and Hillary Clinton のことだ。以前 Billary は取り上げたことがあるが、Hll-Bill も使われているということか。

"Word of the Year" は、アメリカ方言学会のほか、著名な辞書出版社 Merriam-Webster も設けていることは1年前にも触れたが、こちらについては後日書いてみたい。

アメリカ方言学会の2007年版 "Word of the Year" はこちら:
http://www.americandialect.org/Word-of-the-Year_2007.pdf


関連:
2006年流行語大賞は「冥王星する」
人気急上昇の単語surge
Billary Clinton

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